ご遠慮ください

コンビニ「携帯電話ご遠慮ください」と張り紙があった。
携帯電話は名詞。 遠慮というのは行為に対する制約。

暴力団、ご遠慮ください」
「犬、ご遠慮ください」

携帯電話が自立歩行するわけはないので、上記の如く、「入店」を制約する言葉ではなさそうだ。

ま、普通に考えれば「通話」なわけだけど、最近の携帯は「音楽の鑑賞」「写真撮影」「メール送受信」「ゲーム遊戯」「WEB閲覧」etc、etcと多機能化しているわけで、「携帯電話する」という言葉が「携帯電話で通話する」と一意で無くなっている気がする。

名詞に、例えば個人名に「する」をつけると、その人の第三者から見たステレオタイプな行為が浮き彫りになるわけだが。。。 自分に「する」をつけると一体何が表現されるのだろう。
携帯電話は器用になりすぎ、芸の本道を見失った芸人のような気がする。 「xxxさんて結構歌がうまいんですね」「俺は、元々歌手だ!!!」と堺正章がかくし芸大会で悲しそうに反論していたのがなぜか急に思い浮かんだ。